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お茶の水女子大学附属高等学校からの視察受け入れ ~SSH先導Ⅰ期校として、積極的普及~

2025.10.11

10月9日(木)、お茶の水女子大学附属高等学校より、4名の教諭の方々の視察を受け入れました。

お茶の水女子大学附属高等学校とは、3年前にSSHⅡ期の指定に向けて本校に視察に来ていただいたことを契機に、お互いの交流を深め、昨年度より大阪サイエンスデイにも参加いただいています。

同校は令和6年度よりSSH第Ⅱ期の指定を受け、「科学の力で未来を共創する女性リーダー育成カリキュラムの実践」をめざして、各種事業に取り組まれています。

今回の視察では、天王寺高校のSSH先導Ⅰ期としての取組についてのレクチャー、意見交換会、その後に施設見学等を行いました。

意見交換会において、天王寺高校SSHの取組で、お茶の水女子大学附属高校SSHⅡ期の計画で参考にされた点についてお尋ねしたところ、大きく次の2点との回答がありました。

<参考にされた点(1)>
1年生で実施されている『数学探究』は、本校の「創知Ⅲ(探究活動(数学分野)」を参考にされたとのことでした。

・この取組の成果として、両校共通して、「『数学は与えられえた問題を解く』という生徒のマインドセットを変え、数学的好奇心を引き出し、論理的思考力を育むことに繋がる」との見解で一致しました。

・お茶の水女子大学附属高校の1年生アンケートにおいて、1番好きな教科は「数学」になったそうです。

<参考にされた点(2)>
1年生で実施されている「課題研究入門」は、「天高アカデメイア」を参考にされたとのことでした。

・お茶の水女子大学の全学部の教員がリレー方式で講師を務め「問いを立てる」をテーマに幅広い学問分野に触れる機会を提供されています。そして、課題研究に向かう関心・意欲・態度を醸成されています。

・本校では、様々な大学の教員や研究機関等の研究者等を招き、専門性の高い講演会を放課後に開催しています。「主体的に参加」し、「最先端の研究を知り」、「わからないことを素直に質問する勇気を身に付け」、「講演内容をワークシートにまとめる」など、本校の教育活動全般や科学技術人材育成の根幹を担っている取組です。

今年の10月18日(土)に本校で実施する「大阪サイエンスデイ」において、お茶の水女子大学附属高等学校から化学分野(テーマ:洗濯で落ちる墨汁作り)でポスターセッションに参加していただくことになっています。

今後も、連携を継続していく中で、次世代を担う科学技術人材の育成に向け、互いに高め合うことができればと考えています。

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