熊本半導体研修「高校生×半導体」を実施しました
天王寺高校「突出人材育成空間の創設」 熊本半導体研修「高校生×半導体」
~大阪府高校生「半導体Study Tour」in 熊本~
7月28日、29日に熊本半導体研修「高校生×半導体」を行いました。
半導体は、我々の周りの様々なモノ(スマホ、パソコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、LED電球、自動車、電車、インターネット、通信、医療機器、ATMなど)に使用されており、社会インフラを支える基盤としても不可欠です。
また、これからの数十年、社会を支えるのは、さらに高性能化した半導体です。
しかしながら、高校生の段階では、半導体に触れる機会がほとんどなく、知識は極めて乏しい状況にあります
そこで、まずは高校生が半導体とは何か、半導体における日本の現状等を知るために、PLIJの支援を受けてこの研修を企画しました。
GLHS10校の生徒に呼びかけ、選考を行い、天王寺高校、豊中高校、四條畷高校、高津高校、生野高校、岸和田高校の生徒計19名が参加しました。
また、現地において、熊本高校、濟々黌高校、熊本第二高校の生徒18名と合流し、府県を超えての高校生交流会を実施しました。
【内容】大阪府高校生「半導体Study Tour」in 熊本
<1日め>
・基調講演 黒田忠広東京大学特別教授 「半導体の未来〜脳とコンピュータとAI」
・講演 青柳昌広 熊本大学卓越教授「3次元積層技術」
・講演 連川貞弘副機構長講演「熊本大学の半導体教育研究」
・熊本大学クリーンルーム見学 研究室見学・大学院生との交流
<2日め>
・大阪府と熊本県の高校生交流(熊本高校、濟々黌高校、熊本第二高校) @熊本高校
ゲーム形式でのアイスブレーキング、お互いの探究活動のプレゼン・質疑応答
・東京エレクトロン九州の見学等
黒田教授のご講演では、高校生に「半導体とは何か」をわかりやすく解説していただきました。
その中で「半導体は経済上の、安全保障上の戦略物資である」「半導体は人造資源であり、教育が大切」等のお話もありました。
熊本大学のクリーンルーム見学では、半導体の製造過程を具体的に知ることができました。
熊本の高校生との交流においては、互いの研究発表等を通して、たくさんの刺激を受けることができたのではないかと思います。
次代を担う高校生たちが、この研修を通して、視野を拡げるとともに、知識や感性を高める契機となればと考えています。
この研修の実施にあたり、PLIJ(学びのイノベーション・プラットフォーム)関係者の多大なるご支援のもと、熊本大学、熊本県教育委員会、熊本高校、濟々黌高校、熊本第二高校、東京エレクトロン等のご協力をいただきました。本当にありがとうござました。









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