第10回天高アカデメイアを開催しました
2021.11.15
第10回 天高アカデメイア 「レトロウイルスと哺乳類の進化」
京都大学 宮沢 孝幸 准教授
令和3年11月15日(月) 16:00~ 視聴覚教室
ヒトのDNAから見つかった内在性レトロウイルスに似た遺伝子から哺乳類の胎盤の多様性や発生、細胞の初期化に重要な役割があることがわかってきた。ウイルスは悪影響を与えるだけのものではないということである。
【生徒感想抜粋】
- 「ウイルス=病気」などの負のイメージを持っていましたが、それは「人間にとって」有益かどうかであって、状況によっては立場が変わるということにとても納得した。もしレトロウイルスが存在していなかったら生物はどうなっていたのだろうか。
- ウイルスは悪影響を与えるだけのものではなく、時には進化させてくれるものであることに驚いた。ゲノム解析をして他の種と照合することでこれまでの歴史でどのような遺伝子を取り込み、どのように体に影響しているのかがわかるDNAに改めて関心が高まった。
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