東京都立戸山高等学校主催の学術講演会に本校生徒が参加しました
6月13日(金) 東京都立戸山高等学校主催学術講演会
「地球上に太陽を作り出す」 核融合実験炉 ITER計画
講師 核融合実験炉(ITER) 首席戦略官 大前敬祥様
東京都立戸山高等学校とのご縁で、本講演会をオンライン実施しました。
目的は本校生徒に「未知の世界を知ってもらう」こと、ITER計画や核融合に加えて、国際的に活躍する大前様の姿を生徒に示すことでした。
「国際的に活躍するために必要なものは?」との質問に、大前様は「英語はもちろん、データ・数字を見る力」という趣旨の回答をされていましたが、大前様の姿勢から何よりも「人としてのエネルギー・情熱・コミュニケーション能力」が必要であることがひしひしと感じられました。
本校生徒の多くが「将来は世界で活躍したい」「国際社会に貢献したい」と述べます。
定期考査一週間前を切っての講演会実施でしたが、時間を作って30名以上の生徒がこの講演会に参加したことに、「好きなことには前のめり」の心意気が伝わってきて、担当者としては若者の熱意を頼もしく感じた講演会でした。
<生徒感想>
「将来は国際的な仕事がしたい私はいま進路について色々と考えており、それに加えてたまたま講演の内容が興味のある核融合エネルギーについてだったため、進路を決める何かの刺激になればと思い、今回アカデメイアに参加しました。
講演では、もちろん核融合の利点やエネルギーを取り出す仕組み、安全性やマイナスな側面などについても、とてもわかりやすく伝えてくださいました。
しかし、私が講演を聞いていて最も心に残ったことは別のことでした。それは、講師の方の情熱です。
ITERで働くということは世界トップレベルの技術を駆使して人類初のことを繰り返し、なおかつ世界中から集まる人々とひとつの共同体として働くという非常に難しいことだと思います。
そのようなことに挑戦するためには知識や技能、協調性も必要ですが、何よりも熱意、そしてタフさが必要なのだと気付かされました。これは私にとって大きな学びとなり、進路を考える上での1つの指針となりました。
天高アカデメイアを通して学べることは人それぞれ違うと思いますが、なるべく多くの刺激を受けることは、将来したいことを探し続けている高校生にとって確実に大切なことだと思います。」(3年生)

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