創立記念講話・講演を行いました
5月2日(木)6・7限、体育館において、創立記念日に関連した行事を実施しました。
天王寺高校は4月24日が創立記念日です。
令和6年度は5月2日(木)に創立記念講話・講演が本校体育館で行われました。
講話では、校長先生から生徒に向けて天王寺高校の歴史についてお話していただき、記念講演では本校卒業生の高倉透氏(三井住友トラスト・ホールディングス株式会社取締役執行役社長)より「未来をひらく」というテーマでご講演いただきました。
高倉氏自身の高校時代のエピソードや入社後経験された仕事の内容、社長としての未来づくりについてお話をしていただきました。
講演を聞き生徒たちからは、
「陸上ボートや金剛登山などの自分たちが経験した行事が高倉さんの口から出てきて、同じことが32期でも行われていたのだなと思い、我が校の伝統を感じた。」、「高倉氏のような偉大な先輩でも、高校時代の学校生活は私達と同じだったんだと教えていただき、驚きを感じるとともに、自信も湧いた」、「自分はあまり進んで何かを起こそうとする志はなかったが、講演を聞いて何かを変えるためには行動する以外ないことを改めて感じた」という感想があり、生徒一人ひとりが自身の考え方や将来についてを改めて考えさせられる時間となりました。
「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」ことを学んだ天高生の今後の活躍に期待しています。高倉先輩ありがとうございました。
以下、3年生の生徒によるレポートが届いていますので紹介します。
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5/2(木)6・7限 創立記念講話 高倉 透 さん 『未来をひらく』
今日の創立記念講話では最初に校長先生から天王寺高校がこれまで歩んできた歴史についてのお話をいただきました。旧校舎の火災や夕陽ヶ丘高校との男女共学化、現在の新校舎への移転などさまざまな紆余曲折を経て先輩や教師たちが作り上げてきた今の姿があるということを改めて実感しました。このような出来事は今回の講演会がなければ今の天高生は知る由もないことであり講演会という形でこの歴史を継承していくことにとても意義を感じました。また天王寺高校は 1994 年の府立高校の理数科スタートや 2016 年の文理学科の設置などさまざまな面で府内の高校の中で先陣を切っており改めて我が天王寺高校を誇りに感じました。
校長先生のお話の後、三井住友トラスト・ホールディングス取締役執行役社長の高倉透さんから『未来をひらく』というタイトルでお話をいただきました。
この講演を聞いて印象に残っている点は2つあります。
まずは高倉さんがおっしゃっていた『理想のリーダー像』についてです。高倉さんはリーダーに必要なのは人が変わっても挑戦し続けていくことができるような環境づくりと、互いに助けあいながら地道にサポートしていくことである教えてくださいました。この話はこれまでの天王寺高校が歩んできた歴史と深く関係しているところがあるのではないかと感じました。というのも、旧校舎の火災からたった4日で授業を始めることができたのも、理数科初スタートや文理学科初設置の面で先陣を切ることができたのも、「互いに助け合いながら学ぶことができる環境」を天高生一人一人が造り出していたからだと思います。だからこそ、天王寺高校の現在も続くこの素晴らしい環境を私たちが後輩にも引き継いでいき、より良いものにしていかなければならないと感じました。
次に印象に残っているのは高倉さんが大切にしている「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する。人生の経営者は自分である」という言葉です。この言葉は常に自分の頭で考えて後悔しないような選択をして、大きな成功を納めた高倉さんだからこそ言える言葉であり、とても重みを感じました。これまで自分は一時的な快楽のために「ちょっとくらいいいや」と言って勉強や部活をサボったり夜更かしをしたりして結局「ちゃんとやっておけばよかった」と後悔することが多くありました。結局、楽な方に逃げてばかりで「自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」ということが全くできてなかったのだと思います。これからはこの言葉を常に念頭に置きながら高倉さんのように将来の自分のための投資だと思って勉強をしたり生活習慣を整えたりするなど、ストイックな姿を見習いたいと強く感じました。
(3年・生徒)
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